007867 ランダム
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プロローグ

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 「また負けたよぉ~」
幼いと見れる少年が完敗を意にした言葉を呟いた。
 そのすぐ傍にも、別の少年が立っていた。しかし、こちらは笑みを浮かべていた。
 二人はテーブルを挟んで今まで遊んでいたのは、テーブルの上のカードを見れば分かることだった。そのテーブルにあるカード、遊戯王は今の子供にとっては当たり前のような存在だった。
 勝ちに喜んでいる少年は、カードを片付けながら、また今度やろうな。そう言っていた。言われた方は渋い顔をすることなど、分かっていたが。
 そして、一人は帰っていった。その時、テーブルの上にはカードは残っていなかった。決して、次は負けない!という表情で、もう一人の少年もそこを後にした……


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